道は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染拡大防止のため全道に出していた「集中対策期間」を7日で終了することを正式に決めた。記者会見した鈴木直道知事は「新規感染者数、入院患者数とも最も多い時期と比べると大きく減少することができた」と説明。ただ、ここにきても新規感染者数が3日連続60人以上となるなど「予断を許さない状況が続いている」と警戒感を示し、政府が21日までの延長を決めた「緊急事態宣言」の対象地域(1都3県)との不要不急の往来自粛などを、8日以降も引き続き道民に求める。
道の「集中対策期間」は、道内に感染拡大の「第3波」が襲った昨年10月28日に初めて発出。以来、計5回の延長を繰り返し、4カ月以上の長期に及んだ。
対策会議では、「集中対策」は予定通り7日で終了するが、感染の再拡大(リバウンド)防止に向け▽入社・入学シーズンの人の移動や会食機会増加など感染リスクが高まる時期に備える▽安心してワクチン接種を受けられる環境づくりを進める―ことを確認した。
具体的には8日以降も、緊急事態宣言対象地域との往来自粛のほか、歓送迎会の自粛、引っ越し時期の分散化、「黙食」(飲食は4人まで、短時間で大声を出さない、会話はマスク)の実践などを道民に要請。現在、道が5段階で設定する警戒ステージは「3」だが、当面の目標として、「2以下」(病床全体250床、新規感染者数1週間当たり133人、人口10万人当たり2・5人)を目指すことを掲げた。
知事は長期化した「集中対策期間」について「一時は全国で最も多い感染者が確認されるなど、大変厳しい局面もあった」と振り返り、札幌の飲食店への時短要請などで「緊急事態宣言の対象地域のような爆発的な感染拡大という事態は回避できた」と説明。8日以降も「引き続き、気を緩めることなく、感染再拡大防止の徹底に取り組んでいく」との姿勢を示した。
■道の「集中対策期間」延長・終了までの動き
2020年10月28日 道独自の5段階の警戒ステージを「1」から「2」に引き上げ。28日から11月10日までの2週間を「集中対策期間」に設定。
11月7日 警戒ステージを「2」から「3」に引き上げ。「集中対策期間」を27日まで延長。
17日 札幌市のみ警戒ステージを「3」から「4相当」に引き上げ。
26日 「集中対策期間」を12月11日まで延長。
12月10日 「集中対策期間」を1月15日まで延長。
21年1月14日 「集中対策期間」を2月15日まで延長。
2月13日 「集中対策期間」を政府の緊急事態宣言発令の間(3月7日までの予定)まで延長。
26日 札幌市の警戒ステージを「4相当」から「3」に引き下げ、市内全域の飲食店への時短要請を28日で解除。「集中対策期間」は3月7日まで継続。
3月5日 政府が1都3県の「緊急事態宣言」を21日まで延長。「集中対策期間」は予定通り7日で終了することを決定。
















