厚真町議会定例会は9日、本会議を続開し、議案審議を行った。胆振東部地震の被災者向けに整備した災害公営住宅で、融雪水が裏口ポーチなどに流れ込まないようにすることを目的に維持補修費1000万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を原案通り可決した。
1月末から2月にかけての暖気や降雨によって雪解けが早まり、新町、本郷、上厚真の災害公営住で裏口ポーチに水が流入したことを踏まえた措置。町は災害公営住宅32戸に雨どいを取り付け、風雪の防止とプライバシー保護も兼ねて18戸に引き戸を設置する。併せて外構の菜園部分の高さを10~15センチほど低くし、勾配をつけるなどして排水処理を円滑にできるように改修する考えだ。
また、昨年1月末から今年1月末までの期間、延べ10日以上町内の医療機関、介護サービス事業所・施設、保育施設などで勤務した職員に対する町独自の慰労金として850万円を計上した。町は約300人を想定しており、町で発行するあつまるカードのポイントを付与する。
このほか議案3件を可決した。

















