【岩手県陸前高田市から室谷実記者】
東日本大震災の発生から10年を迎えた11日、岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園の献花台には市民らが続々と訪れ、献花をして手を合わせるなど、犠牲者の冥福を祈る姿が見られた。
同市の主婦、松﨑みきこさん(63)は、毎日のように顔を合わせていた友人の藤村喜美子さんら、知り合い十数人を震災で亡くした。献花台で追悼し「藤村さんは子守をしてもらうなどいつも身近な存在だった」と沈痛な面持ちで語った。
同県奥州市の主婦、江浜利子さん(43)は愛知県から転居した2年前から毎年陸前高田市を訪れ、震災による犠牲者に哀悼の意を示しているといい「忘れないために来ている。子どもたちにも震災を伝えていきたい」と述べた。
震災による同市内の死者数は1606人(総務省消防庁まとめ、3月1日時点)、行方不明者は202人(同)に上る。
















