むかわ町社会福祉協議会は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で長く中止にしていた穂別地区の「いきいきふれあいサロン」を約1年4カ月ぶりに開催した。参加者、ボランティアを合わせた約50人が穂別町民センターの会場内で「ふまねっと」にチャレンジし、体を動かしながら楽しいひとときを過ごした。
ふまねっとは、50センチ四方の升目の大きな網を床に敷き、枠線を踏まないようにして歩く運動。バランスや認知機能の改善、歩行機能の向上などが期待されるという。
参加者は、専門指導員のアドバイスを受けながら「イチ、ニ」とリズムを取って前進や横にステップを刻んだ。
この日参加した松田静子さん(72)は「升を使ってふまねっとをやるのは初めて。初めはちょっと戸惑ったが、楽しかった。これから暖かくなるので、みんなでまた来たい」と笑顔を見せた。
穂別地区の同サロンは、新型コロナ感染症の感染状況に鑑み、2019年11月を最後に休止していた。町社協の佐藤アイ子副会長は「中止が続いて、顔を合わせる機会が少なかったと思う。皆さんの元気そうな姿を見て、思い切って開催してよかったと思う」と目を細めていた。

















