26日から大阪市で開かれる「JA共済杯第27回日本リトルシニア全国選抜野球大会」に出場する中学硬式野球の「日高リトルシニア球団」(浦川聡監督)は、2月下旬から浦河町内の荻伏球場で本格的な屋外練習を行っている。大会に向けて選手らは徐々に熱が入っている。
全国大会は、新型コロナウイルスの影響で例年より少ない32チームが出場する。感染リスクが高くなる密を避けるため、開会式は行わない。決勝戦は30日を予定している。
日高リトルシニアは創立12年目で日高管内唯一の中学生硬式野球チーム。荻伏球場を本拠地に週4回の練習を行っている。年々力をつけており、近年は全道32チームの中でも上位の成績を残す。高校野球で活躍する卒団生も出ている。昨秋、秋季全道大会新人戦で優勝し、全国切符を手にした。
選手は2月下旬から明るいうちは荻伏球場、日が暮れた後は屋内施設で練習に励む。投手、内野、外野の組み合わせなどで練習メニューを組み立てた。全国大会に向けては20、21日に同じ北海道代表の札幌真駒内リトルシニアと練習試合を行い、23日に大阪へ出発する予定。24、25の両日に出場球団との合同練習に臨み、26日は関東代表の熊谷リトルシニア(埼玉県)と万博記念公園野球場で一戦を交え、臨戦態勢を整える。
大会を前に幌村魅影(みかげ)主将=静内第三中2年=は「非常に楽しみ。目標は1回戦を勝つこと。大会までしっかり調整して臨みたい」と意気込む。浦川監督は「勝ち負けにこだわってしまうと思うが、秋・冬にかけてやってきたことをしっかり表現してもらいたい。いつもよりワクワクしている。楽しみと期待が大きい」と話した。
大会主管の日本リトルシニア中学硬式野球協会関西連盟は、新型コロナウイルスの感染拡大で観戦できない保護者や関係者のために、ほぼライブ配信に近い動画をアップするという。詳細は同関西連盟ホームページで。

















