「現代の暮らしの中に息づくアイヌ文化」をテーマにアイヌ民工芸作家や札幌大学ウレシパクラブと札幌市内の事業者が協力して試作した商品の報告・展示会が17日、札幌市内のホテルで開かれた。アイヌ文化が身近に感じられるストールや陶芸品、トートバッグなどの特徴がそれぞれ紹介された。
商品は、札幌市が「札幌アイヌプロダクツ」プロジェクトと銘打って開発を支援。▽アイヌ民工芸品の魅力を伝える新しい商品開発の創出▽量産型の商品開発による民工芸品販売の裾野拡大▽札幌に拠点を置く事業者とのコラボレーションによる「売れる」ものづくり▽若い世代の担い手育成―に力を入れている。
報告会では、今回モデルケースとなったアイヌ刺しゅう作家の早坂ユカさん、アニメーション原画制作を手掛ける結城幸司さん、札幌大学ウレシパクラブの学生が市内事業者と手掛けたコラボ商品や制作への思いを説明。
ストールを試作した早坂さんは「高額な刺しゅうも伝統デザインを印刷して商品化することで安価に届けられる。身に着けることでアイヌ文化を身近に感じてもらえる。今後、いろいろな作家に関わってもらえたら」と裾野の広がりに期待を込めた。
市は現代の消費者ニーズに沿ったアイヌ関連商品の開発を引き続き支援。アイヌ民工芸品ブランドの付加価値を高め、生産設計やデザイン監理など商品開発のプロセスの紹介も通じ、今後は商品開発促進につなげていく方針だ。
















