苫小牧市表町のグランドホテルニュー王子を運営するホテルニュー王子(小林健司社長)と白老町でウエムラ牧場やレストランを運営する白老和牛王国上村牧場(上村篤正社長)は17日までに、両社の資源を生かした地域貢献を目指し連携することで合意した。新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少する中、人材交流やフェアの開催で付加価値を生み出したい考え。
両社によると、上村社長が2月、苫小牧市と白老町の観光連携について苫小牧観光協会に相談し、同ホテルを紹介されたのがきっかけ。ホテルの人材と牧場の白老牛を有効活用することで、互いに相乗効果が見込めると判断した。
4月からホテルの従業員を牧場に派遣し、レストランスタッフ約10人を対象に接客サービスの基本から応用までを伝授する。牧場からは白老牛をホテルに提供し、牛の誕生から成育までのストーリーや生産者の思いを伝える。これまで、同ホテルを会場にしたイベント「東胆振地産地食フェア・イン・とまこまい」で白老牛が提供されることはあったが、本格的な連携は初めて。
6月に白老牛を生かした単品料理を双方で作るフェア、7月にはコース料理の共同企画も視野に入れる。20~30代の若者が楽しめるコース料理の提案、謎解きやボードゲーム、芝居などを取り入れた演出も計画している。今回の連携が軌道に乗れば、付加価値創造のモデルとして胆振の他の農畜産物や水産物に応用し、1次産業や観光の振興につなげることも期待できる。
上村社長は「ニュー王子の技術を学び、ここでしか得られない付加価値を創ることを楽しみにしている」と期待し、同ホテルの廣内宇多子副支配人は「専門店の強みを勉強させていただき、互いに積み上げる関係をつくりたい」と意気込んだ。
















