苫小牧市テクノセンター(柏原)は、1月に稼働を始めた「超微細四次元X線CT解析装置」の利用を順調に増やしている。18日までに10企業・機関が95製品を撮影し、装置の稼働時間は356時間。無料の常設研修会も16回にわたり、同センターは「製造業を中心に利用が進んでいる。当初の想定を上回る実績」と手応えをつかんでいる。
同装置は道内初の最先端設備で、地場企業などが有料で部品を断層撮影できる。同センターは従来からX線CT解析装置を導入しているが、新装置は10倍以上の細かい部品が撮影でき、温度や加重を変えながら内部を観察する四次元解析もできる。導入事業費9700万円は国の全額補助のため、使用料は1時間当たり3100円、依頼試験は同5900円と低価格。
18日までの利用実績のうち、有料撮影は37部品・111時間、研修名目の無料撮影は58部品・245時間。当初想定していた3カ月間で240時間の利用をすでに超えた。同センターは「企業や大学などが新装置に興味を持っている」とし、どこまで撮影できるか知ろうと(無料の)研修を希望するケースが多いという。
研修会も年間8回を想定していたが、3カ月足らずで2倍の16回に及ぶ盛況ぶり。同センターの内部利用もあるため、実際の稼働時間はさらに多く、「企業などと一緒に装置稼働の経験、ノウハウを順調に積んでいる」と強調。コロナ禍を踏まえて企業担当者1人からでも研修に応じている。
昨年11月には室蘭工業大とX線CT解析装置の利用促進を図る「CTプラットフォーム」を創設し、普及セミナーを開くなど周知に力を入れており、同センターは「室工大と連携しながら利用をさらに広げていきたい」と話している。
装置利用の問い合わせは同センター 電話0144(57)0210。
















