大阪ガスの関連会社「Daigasガスアンドパワーソリューション」(大阪市)は19日、苫小牧市沼ノ端交流センターで、苫東厚真風力発電事業に関する環境影響評価方法書の説明会を開いた。絶滅危惧1B類の猛禽(もうきん)類チュウヒなどを含む動植物の生息状況や設備の建設、稼働に伴う環境への影響などを調査する考えを示した。
方法書は、発電施設の建設予定地や周辺地域で実施する環境影響調査と評価の手法を明記したもので、説明会には約50人が出席した。
担当者は騒音や低周波音の測定などのほか渡り鳥や希少猛禽類、植物の生息域への影響も調査すると説明。出席者から浜厚真周辺だけではなく、ウトナイ湖も調査範囲とすべきでは―との指摘があり、「ウトナイ湖との関連性も含めて調査したい」と述べた。
同社は環境影響評価や風向の調査結果がまとまり、発電事業実施が決まれば現地に特別目的会社を設立する意向を表明。数人の社員配置と地元からの雇用も検討するという。再生可能エネルギー部の松本康宏次長は「学識者や自然保護団体とも協議しながら調査を進めたい」と話した。
同社は2024年初頭まで環境アセスメントを実施する計画。方法書によると、早ければ24年4月に着工、26年5月の運転開始を予定する。事業実施区域は厚真町浜厚真の海岸沿い中心に一部苫小牧市にまたがる452・2ヘクタールで、このうち風車の設置範囲は150・4ヘクタール。事業計画によると風車は10基程度造る予定で、最大出力は3万8000キロワット。
















