苫小牧市は4月1日、デジタル化した防災行政無線の運用をスタートさせる。24日午後2時から、市内全域に設置した屋外スピーカーと新型の戸別受信機を用いた試験放送を実施する。
樽前山噴火に備え、市は市内西部地域に屋外スピーカーを25基設置していたが、2020年度に総事業費約14億円を投じ、市内全域の127カ所に設置範囲を拡大した。
スピーカー1基で半径約700メートルエリアに音声が届く想定。防災行政無線では緊急地震速報やJアラート、津波や噴火などの特別警報、避難勧告や避難指示のほか訓練、地域のお知らせなども放送する。
新型の戸別受信機は、より聞こえやすい環境をつくってもらおう―と、市が今年1月、高齢者など要支援者をはじめとする地域住民向けに計1万台を用意。無償または有償で貸与している。
24日の試験放送では「こちらは防災とまこまいです。これは防災無線の試験放送です」という音声が流れる予定。戸別受信機の試験放送は25、26、29、30、31日の各日正午にも予定されている。
近年、全国で大規模な自然災害が相次ぎ、2018年9月には胆振東部地震が発生。市民の防災意識が高まる中、市は情報発信態勢を強化してきた。危機管理室の担当者は「市内全域に広がった防災無線を活用し、さらなる市民の安心と安全につなげたい」と話す。
試験放送の内容は、24日の放送後の24時間、電話(自動音声)で聞き直すことができる。問い合わせ先は市テレフォンサービス 電話050(5865)1569。
















