水揚げ、金額とも大幅減 苫小牧市20年漁業統計

水揚げ、金額とも大幅減 苫小牧市20年漁業統計
2020年はいずれも厳しい結果だった苫小牧のサケ、スケトウダラ、ホッキ

 苫小牧市は2020年の市内漁業統計(速報値)をまとめた。魚介類の水揚げ量は4631トンで前年比23%(1388トン)減、金額は14億9941万円で同13・4%(約2億3100万円)減。主力のサケ、スケトウダラの著しい不振に加え、ホッキ貝など高級魚介が新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受け、数量、金額とも大幅に減少した。

 苫小牧漁業協同組合の漁実績に基づき、市が1~12月のデータをまとめて公表している。水揚げ量は2年ぶり、金額は3年連続でそれぞれ減少した。サケ、スケトウダラと水揚げ日本一を誇るホッキ貝が同漁協の3本柱だが、いずれも苦戦した。

 サケは、水揚げ量が559トンで同9・1%(55トン)減、金額が4億5275万円で同19・2%(約7300万円)増。漁獲量は直近10年間で最低だったが、長年にわたる不漁の品薄感から金額はアップ。1キロ当たりの卸売平均単価は同192円増の809円だった。

 スケトウダラは、水揚げ量が1362トンで同48・2%(1266トン)減、金額が1億3822万円で同46・6%(1億2050万円)減。ただ昨年10月~今年3月の漁期で見ると数量、金額とも前年同期をわずかに上回った。

 ホッキ貝は、水揚げ量が796トンで同5・4%(45トン)減、金額が3億2594万円で同13・6%(5108万円)減。資源管理型漁業で数量を調整する中、コロナ下で飲食店需要が減り、平均単価も同39円減の409円と低迷した。

 このほか金額が1億円を超える魚介類では、カレイが水揚げ量820トンで同17・2%(170トン)減、金額が1億3744万円で同34・7%(7319万円)減と不振。毛ガニは水揚げ量22トンで同121・6%(12トン)増、金額1億1009万円で同96・2%(5397万円)増と健闘した。

 主力魚介類の不漁とコロナ禍による厳しい結果に、市農業水産振興課は「漁業者の生活に影響する」と心配し、「漁協と連携しながら水産振興に取り組みたい」としている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る