22日午前6時ごろ、苫小牧市矢代町の苫小牧西小学校の校庭に約20頭のエゾシカの群れが現れ、通報を受けた苫小牧署などが駆け付け、付近の警戒に当たる騒ぎがあった。
パトカー10台、署員約20人が出動するなど周辺は一時騒然。西小学校では教諭ら約10人が通学路や交差点に立ち、児童を迂回(うかい)登校させた。エゾシカの群れを発見、通報した福岡雄司教頭は「子どもらにけががなくてよかった」と話した。
エゾシカは同9時すぎ、王子製紙苫小牧工場の貯木場(木場町)に移動した。事故防止のため、同7時半すぎから署員が「シカがいます」などと現場付近を通行する人や車に注意喚起。けが人などはなかったが、同署は「シカと遭遇しても刺激しないでほしい。ドライバーは徐行運転で、急な飛び出しに気を付けて」と呼び掛けている。
今年1月から今月22日までに、市に寄せられたシカ出没の通報件数は66件に上っており、市内中心部での目撃も相次いでいるという。担当者によると、「20頭出没は異例」としながら餌や塩分を求めて市街地に現れることは珍しくないとし「山に戻る途中、校庭のフェンスや追い立てる人に驚き、迷ってしまった可能性もある」と語った。
















