苫小牧市内の「演劇及び文化創造集団C・A・W(カウ)」は20、21の両日、錦岡の新拠点「苫小牧演劇堂」でこけら落とし公演を行った。新型コロナウイルスの影響で公演の中止が続き、再開を待ちわびていた市民ら延べ約100人が訪れ、人々の悲喜こもごもを描いたユーモラスでほのぼのとした演劇を楽しんだ。
演目はカウ代表の鈴木英之さん(46)が脚本、演出を手掛けた「麻婆豆腐と御飯」。全国の飲食店がコロナ禍で売り上げ減に悩まされる中、なぜか開店から閉店まで客が絶えない中華料理屋が舞台。忙しく働き続ける従業員の日常を、ブラックジョークも織り交ぜながら面白おかしく表現し、客の笑いを誘った。
カウの公演は2019年12月以来、1年3カ月ぶり。楽しみにしていたファンも多く、計4回公演のチケットは完売した。白老町在住の女性(68)は「かつての同僚が関わっているので、毎回見に来ている。今回も世情を反映させた面白い脚本でさすがだと思った」と舞台を堪能していた。
新拠点の「苫小牧演劇堂」は、来場者が広い空間で十分なソーシャルディスタンス(社会的距離)を取りながら鑑賞できる環境を実現。こけら落とし公演を終え、鈴木代表は「新たな一歩を踏み出したという気持ち。これから、新劇場を活用してさまざまなことに挑戦していきたい」と語った。
















