苫小牧市住吉町の住吉児童センターでは、施設を利用する小学生でつくる「子ども運営委員会」が活躍中だ。イベントの企画や運営を子どもたち自らが話し合う同センター独自の組織。現在の委員は3~5年生の9人で、学校とは違う異なる学年との人間関係の中で、主体性や互いの意見を尊重し合う姿勢を育んでいる。
子ども運営員会は、同センタースタッフの黒澤航平さん(27)が児童たちに働き掛け、小学4、5年生の計3人で昨年8月に発足。毎週土曜日の午後に1時間半程度の活動時間を設け、イベントの企画・立案、準備に取り組んできた。
同10月下旬には初の主催行事としてドッジボール大会を開催。その後もトランプ大会やオセロ大会など、メンバーそれぞれが得意分野を生かしてイベントを企画したほか、けが予防のため、年下の子どもには弱い力でボールを投げるといった決まり事についても話し合ったという。
委員会活動が軌道に乗ったため、今年に入ってから新規メンバーを募集。自分がしてみたいイベントを提案する方式で募ったところ、相次いで新たなメンバーが加わった。
新体制となって初めての主催イベントは、13日に開いた「進級・進学お祝い会」。レクリエーションを楽しみながら仲間の進級や卒業を祝福し合う企画で、委員らは事前の話し合いを重ね、レクリエーションの内容やルールを決定。司会進行のシナリオも自作した。
当日は約30人の小学生が参加。委員らはドッジボールや的当てゲームなどを企画し、力を合わせて運営に当たった。初の主催イベントで総合司会を務めた田中海斗君(緑小5年)は「みんな笑顔で、楽しめてよかった。またこうした活動をしたい」と手応えを感じた様子だった。
黒澤さんは「活動を重ねるうち、委員の子どもたちの間で自信と認め合う心が育っている」と強調。「市内の各児童センターにもこのような活動が広がり、子どもリーダー同士の交流もできるようになればうれしい」と語った。



















