苫小牧市部長職2人が定年退職 椿勇喜苫小牧市立病院事務部参与 引き続き松岡院長支える 寺島正吉消防長 「命の尊さ」感じた41年間

椿勇喜苫小牧市立病院事務部参与

 3月31日付で定年退職する苫小牧市の部長職2人に、長年の苦労や勤め上げた現在の心境を聞いた。

椿勇喜苫小牧市立病院事務部参与

 1983年入庁。38年のうち病院勤務は3度にわたり計10年間、事務職として地域医療を支えてきた。最初は2007年4月に相談係長として着任。同院が移転して間もなくで「苦情や現場の混乱で『てんやわんや』だった」と振り返る。2度目は医事課長を務め、12年12月には天井からの大量水漏れで対応に追われたが、「今となってはいい思い出」と懐かしむ。

 昨年4月、全国自治体病院協議会北海道支部の事務局担当として、3度目の着任。2年後に札幌市で開催予定の全国自治体病院学会に向け準備を進めるはずだったが、コロナ禍で先延ばしに。21年度も再任用される予定で、引き続き同学会長を務める松岡伸一院長を支えていく。

 後志管内共和町出身。東北福祉大卒。前職は環境衛生部長。

 寺島正吉消防長

 1980年の入庁以来、多くの期間を救急隊の現場で過ごした。「救えた命、救えなかった命、『命の尊さ』を間近で感じさせられる41年間だった」という。消防長に就任後、新型コロナウイルス流行で行事や会議だけでなく、現場対応や訓練、食事など全てを変えざるを得なくなり、コロナ禍に合わせた新消防スタイルの確立にも注力した。

 後進の育成では「さまざまな部署で経験を積ませ、幅広く業務をこなせる人材を育てる」ことを心掛けた。経験が少ない世代への知識、技術伝承に力を入れるため、「人材育成アクションプラン」も昨年作成した。後輩たちには「人に優しく、市民目線で物事を考える。誠意を持って任務に励み、人とのつながりを大切にしてほしい」と願っている。

 小樽市出身。苫小牧工業高卒。前職は消防本部次長。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る