文化庁は音を通してアイヌ文化を体験できるアート作品を、新千歳空港国内線ビル1階の到着出口付近に設置している。映像制作や空間演出を手掛けるクリエイティブカンパニー・ネイキッド(東京)が制作した箱形の装置で、テーマは「イマジンアイヌ」。中に入るとアイヌ伝統の歌唱や楽器演奏が流れ、アイヌ文化に触れることができる。
同庁が進める文化発信プロジェクト「カルチャー・ゲート・トゥー・ジャパン」の一環。新千歳をはじめ羽田、成田、中部、関西、福岡、那覇の7空港に各地域でテーマの違う作品を展示。それぞれの地域を通して、多様な日本文化を発信する取り組みだ。
「イマジンアイヌ」は面積16平方メートル、高さ2・7メートルの箱形で、アイヌ語の語りや歌、ムックリ(口琴)などの演奏を聞くことができる。文字を持たず、口伝えで神謡などを継承してきたアイヌの文化に触れる趣向で、白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」のスタッフらが朗読や歌唱、演奏を担う形で携わっている。
ネイキッドの広報担当者は「アートを通じてアイヌ文化を知ってもらいたい」と話している。利用は無料。9月末まで展示する。
















