旧苫小牧明徳小学校の校舎を活用した特別支援学校「苫小牧支援学校」(小笠原正樹校長)が4月1日、開校する。小学生20人、中学生15人の計35人が、玄関にスロープを設置するなどバリアフリー環境が整った校舎で新たな学校生活をスタートさせる。
苫小牧市内では初となる特別支援学校。同市、白老町、安平町の知的障害がある児童生徒が対象で初年度は苫小牧の32人、白老の3人が入学転学を希望した。
これまで、苫小牧市や近郊に暮らす知的障害のある児童生徒は、約60キロ離れた平取養護学校が「就学すべき学校」に位置付けられており、苫小牧から通う児童生徒は全員、寄宿舎に入舎。通学の負担を考慮し、地元小中学校の特別支援学級を選択するケースもあった。
苫小牧支援学校には校長や教頭を含め27人の教職員が勤務し、看護師も配置。障害を持つ子どもに適した学習環境が整った身近な場所で、専門性の高い教育を受ける機会を確保できる。近隣施設での体験学習など地域での学びも大切にしていく方針だ。
市民らの学校への理解を促すため、積極的な情報発信や校舎見学の機会の提供も模索。教頭に就任する同校開校準備事務室の渡部一也さん(51)は「苫小牧に特別支援学校ができてよかったと思ってもらえるよう努める」と話す。
14日に始業式、15日に入学式があり、6月には開校式も予定されている。
















