むかわ町穂別地区で発掘された国内最大の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)の全身復元骨格レプリカ(複製品)が3日、穂別博物館に登場した。当面、特別展示室で来場者を迎える。
展示されたのは、東京・上野の国立科学博物館で開催された「恐竜博2019」で披露した4足歩行で前傾姿勢のタイプ。全長約8メートルで、室内に全て収まらないため、尻尾の部分は外しているが、立ち姿の迫力は十分。発掘当時の様子をまとめたパネルも掲示し、むかわ竜を詳しく紹介している。
博物館によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響はあったが、3月では開館以来最多となる月900人以上が来館。「博物館で(むかわ竜を)見られるのか」といった問い合わせや「博物館にもぜひ展示してほしい」という要望も相次いだ。
櫻井和彦館長は「(むかわ竜を)見られると思って当館に来られる方が多い。(むかわ竜にとっては)窮屈かもしれないが、当面、見られるようにしたい」と話している。

















