苫小牧市汐見町の水産卸売業、マルトマ苫小牧卸売(西田浩一社長)は今月から、IT(情報技術)を活用した新システム「漁船なう」の運用を開始し、同社ホームページで公開している。
漁業者が早速、水揚げした魚を写真に撮り、インターネット交流サイト(SNS)で発信。同社は「苫小牧産魚介類の価格やブランド力のアップにつながれば」と期待している。
漁業者が取った魚をリアルタイムで発信することで、飲食店などが競りの前に漁獲情報を把握でき、取引の活発化につながる。
1日現在で漁業者3人も登録し、顔写真や漁船の屋号をアップして「鮮度管理には自信」などと自己紹介している。活じめしたニシンの写真を載せた亀谷秀之さん(50)は「魚を生きたまま血抜きし、新鮮さを保つこだわりが広く発信できてうれしい。今後も定期的に投稿したい」と話す。
同社は併せて、手書きだった荷受けや販売の記録をタブレット端末で行う「市場なう」もスタート。従来は売り残しや間違いなどチェックを3回繰り返していたが、1回で済むようになった。同社総務部の池田政幸課長は「仕事が半分に効率化され、ミスもなくなる」と喜び、「漁船なうも市場なうも始まったばかり。システムをしっかり波及させていきたい」と意気込んでいる。
















