誰もが暮らしやすいまちの実現に向け、まちぐるみで福祉事業に取り組む苫小牧市の「ふくし大作戦2021」のオープニングセレモニーが2日、市役所で行われた。世界自閉症啓発デーのイベントと併せて実施。市の公式キャラクターとまチョップを「ふくし隊鳥」に任命した岩倉博文市長は「大作戦を通し、福祉の心や温かい気持ちが伝わるまちづくりを進めたい」と力強く語った。
ふくし大作戦は、市民一人ひとりが周りの人に配慮し、支え合う「ふくしのこころ」を市内全体に広げると同時に、地域が抱える課題の解決を目指す。11、16、17年度に続き通算4回目。講演会や交流会などのイベントを通じて支え合い精神の浸透を図るほか、福祉を担当する市職員らでプロジェクトチームをつくり、新型コロナ下における新たな地域福祉の在り方について検討を進める。
6月ごろに、介護従事者の心身の負担を軽減させるため、介護の現場で活用が進むロボットやICT(情報通信技術)を紹介する講習会を計画している。夏ごろには、障害者支援の拠点として16年11月に双葉町に開設した市福祉ふれあいセンターの市民周知を兼ねた交流イベントも同センターで行う考えだ。
また、地域福祉をテーマとした基調講演や、生活の中で抱えている課題の臨時相談窓口を公共施設に設置する「まちのふくし相談会」なども予定している。市福祉部の各課と市社会福祉協議会の職員ら十数人でプロジェクトチームも結成。地域のさまざまな困りごとにも丁寧に目を向け、コロナ下でも可能な地域活動の在り方を模索する。
21年度は第3期地域福祉計画(6カ年)、第8期介護保険事業計画(3カ年)の初年度に当たり、ふくし大作戦を担当する総合福祉課は「福祉に関わる大きな計画が始まる年。加えてコロナ下という状況で今、何ができるのかを考え続ける1年としたい」と話している。
















