「命と平和の鐘」実現を 苫小牧市民の会が発足、署名や募金活動開始へ

「命と平和の鐘」実現を 苫小牧市民の会が発足、署名や募金活動開始へ
命と平和の鐘設立を願う苫小牧市民の会の初会合

 すべての人が命を脅かされることなく暮らせる社会の実現を願うシンボルとして、鐘のモニュメント設置を目指す「命と平和の鐘設立を願う苫小牧市民の会」が1日、発足した。同市が2022年度、非核平和都市条例の施行から20年の節目を迎えるのを受けた取り組み。メンバーは15人で、共同代表には陽願寺(矢代町)住職の出雲路英淳さんと市文化団体協議会前会長の森山弘毅さんが就任する。市民のみならず行政や企業、団体など足並みを合わせ、活動を進めたい考えだ。

 鐘のモニュメントは市内の公共の場に設置し、訪れた市民が命や平和に対する思いを込めて自由に鳴らせるものをイメージ。22年度中の実現を目指す。

 市民の会は市非核平和都市条例制定に尽力した市民や、長年平和活動に取り組んできた市民らで構成。一部の市民による運動にとどめずさまざまな立場を超えたまちぐるみの取り組みに発展させたい考えで、まずは今月中に、鐘の設置を市に求めるための署名活動に着手する。鐘の設置費用として市に寄付するための募金活動も実施。集めた署名や寄付金を11月、岩倉博文市長に届け、市の平和祈念事業に鐘の設置計画を組み込むよう求める計画だ。

 同会の発足総会を兼ねて3月28日に市文化交流センターで開かれた初会合で、森山共同代表は「この取り組みは市非核平和都市条例の理念にのっとった運動であることに自信を持ち、多くの市民と思いをつないでいこう」と呼び掛けた。

 鐘の設置計画は昨年、市民団体「ぴーすぷろじぇくと苫小牧」の発案がきっかけ。非核平和を願うと同時に、自然災害で犠牲になった人の鎮魂と災害復興への祈り、命の尊厳の在り方などについて市民が思いを共有し合えるような場をつくりたいと活動をスタートさせた。市民から鐘のデザイン案などを募集したほか、今年1月、設置準備会を発足して会の立ち上げ準備を進めてきた経緯がある。

 「ぴーすぷろじぇくと」の共同代表で、市民の会の事務局を務める石塚茂子さんは「新型コロナウイルス禍で、誰もが命の大切さを再確認した今だからこそ、命と向き合うこのような取り組みが重要なのでは」と強調。同市民の会では署名や募金以外にも、平和や命をテーマとしたオリジナルソングや鐘のデザイン案なども募集中。石塚さんは「それぞれの立場からこの運動を理解、参加してもらえれば」と話す。

 問い合わせは同市民の会事務局石塚さん 電話0144(34)0360。榎戸さん 電話0144(35)0234。

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