苫小牧港管理組合は今月から、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(Nx)など大気汚染物質の排出が少ない船舶を対象に、苫小牧港への入港料の15%減免を始めた。環境負荷の少ない船舶の入港を促進し、港湾地域の大気環境を改善するのが目的。期間は2026年3月31日までの5年間。
同様の減免は東京港と横浜港に次いで国内3港目。国際海事機関(IMO)が定める排気ガス規制基準より環境性能に優れた船舶に対し、入港料の減免でインセンティブ(動機付け)を与える。
国際港湾協会(東京)が主導する環境対策促進プログラム「ESIプログラム」で、同協会が排出性能を評価し、環境船舶指数(ESIスコア)の基準を満たした船舶を減免の対象とする。
苫小牧港は、北日本最大の港湾として年間約1万4000隻の船舶が入港するが、環境負荷の少ない船舶は一部に限られている。国内外でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出ゼロ)に向けた動きが加速する中、海運からも温室効果ガス削減を検討していく。
同管理組合の担当者は「ESIプログラムに参加することで、環境性能の良い船舶の入港を促したい」と意気込む。同協会は「苫小牧港の参加を契機に他港の参加も促し、日本におけるグリーン社会の実現に期待したい」としている。
















