体験型の新たな遊び場「柏が丘公園」(愛称ポッポらんど)が29日、安平町追分地区にオープンする。胆振東部地震で2年遅れになっていたもので、まちや町民にとって待望の開設。町内外から客を呼び込み、鉄道と歩んだ町の歴史を感じるとともに、憩いの場となることが期待されている。初日は記念イベントなどが繰り広げられる。
ポッポらんどは、道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」の裏側の敷地内を利用。専用のレールを敷いて通常の蒸気機関車(SL)の6分の1ほどのミニSLに乗車できるようにする。さらに、子どもがトランポリン用器具(遊具)のように跳ねて遊べるふわふわドームを設置。イベント広場も用意する。今後、ゴムチューブやそりを使ってオールシーズン遊ぶことができる斜面を使ったゲレンデも設ける。
オープン初日の29日は、バンジートランポリンや滑り台といったエアー遊具を持ち込むほか、無料アトラクションとして、まき割りや丸太時計作りが体験できるワークショップを企画している。キャンプ用品の販売コーナーも設け、地元キャンプ場などをアピールする予定。新型コロナウイルス感染症対策を万全にして来場者を迎える。
当初は道の駅との同時オープンを目指していたが、2018年9月に発生した胆振東部地震で災害復旧工事に追われ、遅れた。町建設課の担当者は「道の駅に来る人が多いと思うが、途中で立ち寄って一息ついたり、子どもを連れて来る家族に楽しんだりしてもらえれば」と話している。

















