札幌管区気象台地域火山監視・警報センターは8日、樽前山(1041メートル)で3月18日にマグマやガスなどの動きを示す火山性微動を観測したと発表した。2016年4月26日以来、約5年ぶりの観測。その後の火山活動は静穏で噴火の兆候は認められないとし、噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)を継続している。
室蘭地方気象台などによると、3月9日に火山性地震が計65回と一時的に増加。火山性微動は同月18日午前1時41分から約1分間観測された。噴気の状況に変化はなく、火山活動による地殻変動は確認されていないという。
発生当日に発表しなかったことについて、気象台は「火山性微動が単発的であり、火山活動が活発化している兆候はみられなかったため」と説明する。樽前山の山頂溶岩ドーム周辺は依然として高温の状態が続いており、「突発的な火山ガス等の噴出に注意を」と呼び掛けている。
今回の火山性微動に伴う、現地への職員派遣などは予定していないという。
















