景況感は連続改善 3月の 道内企業 コロナ影響は続く 帝国データ札支店

景況感は連続改善 3月の 道内企業 コロナ影響は続く 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は、3月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。景気DI(『良い』と回答した企業の割合から『悪い』とした企業の割合を引いた数値)は前月比1・4ポイント増の35・3となり、2カ月連続で改善した。新型コロナウイルス感染拡大の影響は続くものの9業界中、7業界で改善した。

 全国平均の景気DI(38・0)との比較では、北海道は5カ月連続で下回った。その差も前月に比べ0・8ポイント拡大した。

 企業の規模別では、中小企業が前月比1・4ポイント増の34・7となり、2カ月連続で改善。大企業も1・2ポイント増の37・9と2カ月連続で改善。大企業と中小企業の格差は3・2ポイントとなり、前月から0・2ポイント縮小した。

 業界別の景気DIでは、金融が前月比5・5ポイント増の36・1、建設が0・4ポイント増の40・1、卸売が2・9ポイント増の35・2に。2月は30を下回っていた運輸・倉庫(3・5ポイント増の32・8)とサービス(3・3ポイント増の30・0)が共に4カ月ぶりに30台に回復。農・林・水産(1・8ポイント増の33・3)と製造(0・5ポイント増の32・8)を合わせ、7業界で改善した。

 一方、不動産(2・4ポイント減の41・7)と小売(0・3ポイント減の31・0)の2業界は悪化。特に小売は、サービスに次ぐ低い水準となった。

 今後の先行き見通しでは、「3カ月後」が39・3(前月調査36・5)、「6カ月後」が40・5(同38・6)、「1年後」が41・7(同41・2)といずれも改善する予想だ。

 コロナ禍であっても、夏場に向けて景気は徐々に改善するものとみられているが、企業からは「業態変更や販売先変更が容易ではない。企業の倒産や廃業は増えるだろう」(飲食料品・飼料製造)との声も寄せられている。

 調査は3月18~31日に、道内企業1071社を対象にインターネットで実施。558社から回答を得た(回答率52・1%)。

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