販売額139億円 計画上回る

販売額139億円 計画上回る

 とまこまい広域農業協同組合は13日の通常総代会で、2020年度の事業報告を行った。冬期間の降雪が少なく、用水確保と5月下旬の低温被害の影響が心配されたが、農作物は比較的順調に生育。全体的な取扱高は122億円、経営所得安定対策交付金を含む販売額は139億円に上り、年度計画を上回った。

 水稲は、胆振の作況指数が「108」となり、収量を確保したが、全体的に高タンパク質の傾向が見られた。小麦は生育が順調に進んだが、多照の影響から細麦だった。豆類は9月以降の断続的な降雨により、大豆の品質が低下、小豆の収穫期が遅れた。てん菜は平年を上回る収量を確保したものの、高温の影響で病害が発生したほ場もあったという。

 そ菜園芸は天候に恵まれ、豊作基調で推移。メロンはコロナ禍の影響で前半の価格が安値となったが、その後、持ち直した。カボチャは収量の増加により価格が一時急落したが、持ち直して計画を上回った。畜産物は全体的に担い手不足などによる生産基盤の影響が懸念されるが、乳量が計画を上回ったことで取り扱いが増えた。

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