東京五輪の開幕まで100日。全国を巡っている聖火リレーが道内入りするまで2カ月を切った。新型コロナウイルスの影響で1年の延期を経て6月13、14の両日、道内18市町を200人のランナーが駆け抜ける。コロナ収束が見えない中、東胆振1市4町では感染症対策の徹底を意識しながら、ボランティア確保などの準備作業を進めている。
聖火リレーは3月25日、2011年のサッカー女子ワールドカップで優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバー16人が第一走者を務め、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」をスタート。13日の大阪までで10府県をつないだ。
道内のリレーは函館市を皮切りに2日間で札幌を目指す。13日の最終区間は白老町。昨年7月に開業したアイヌ文化発信拠点「民族共生象徴空間」(ウポポイ)で式典が予定され、町の担当者は「無事に終えられるよう万全を期したい」と力を込める。
翌14日は苫小牧市若草町の中央公園からスタート。前年度に予定していた王子総合病院周辺は避け、三条通や王子通などを経由し、一条1号道(一条通)から矢代町の苫小牧西小学校正門に向かうルートに変わった。
交通規制は午前7時30分~同9時2分の時間帯で計画しており、市の担当者は「通勤時間帯なので市民の協力が欠かせない。情報発信に努め、理解を求めたい」と話す。沿道に配置するボランティアは約200人必要で、市スポーツ協会など関係団体に協力を要請しているという。
聖火リレーは世界に向け地域をPRする大きなチャンスだが、今年は密集回避など慎重な対応が求められる。安平町は約70人のボランティア確保に向け、5月14日まで町民から募集する予定。むかわ町は町民から募って決めた独自のリレーテーマ「むかわ町に感動と笑顔を、世界に平和を。」を横断幕や垂れ幕にしたアピールも検討中。感染対策として「観覧の注意点などの周知に努めたい」としている。
18年の胆振東部地震で大きく被災した3町にとって復興を発信する絶好の機会でもある。厚真町の担当者は「聖火は1年前まで仮設住宅があった場所も通る。すでに仮設住宅はなくなり、新しい生活が始まっていることを知ってもらえたら」と願う。23日まで沿道に配置するボランティアを募集中で、「協力したいと申し出てくれる人がかなり多い」と話している。



















