ジャズやアイリッシュ音楽 18日、寺マルシェ 観音寺 野菜や海産物提供 お香作りワークショップ、ミニ縁日も 白老

ジャズやアイリッシュ音楽 18日、寺マルシェ 観音寺 野菜や海産物提供 お香作りワークショップ、ミニ縁日も 白老
「寺マルシェ」のPRチラシを手にする観音寺住職の米本智昭さん

 白老町虎杖浜282の観音寺が18日、「寺マルシェ」と銘打ったイベントを初めて開催する。本堂や境内を会場にジャズやアイリッシュ音楽などのコンサート、地元野菜や海産物の提供、お香作りワークショップといった多彩なプログラムを用意する。住職の米本智昭さん(37)は「寺で春の楽しい一日を過ごしてもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 コンサートでは、マリンバアンサンブルの「エピッチェノンノ」(苫小牧市)、キーボードとドラムスでジャズを奏でる「吉澤吉澤」(札幌市)などが出演。札幌のアイリッシュ音楽グループも軽快な演奏を響かせるほか、伊達市の僧侶で「DJ OKN」として活動している奥田正弘さんがディスクジョッキーを披露し会場を盛り上げる。

 地元特産のたらこ、魚の干物といった海産物や虎杖浜産シイタケ、京都の駄菓子も提供。「自身で決めたできる範囲の金額を頂くという投げ銭的なスタイルで提供したい」と言う。また、白老で商品開発を手掛けるブルーサーモン(貮又聖規代表)がコーヒー、合同会社WakuWakuしらおい(林啓介代表)がオリジナルブランド商品などを販売。大町商店街でカフェ結を営む田村尚華さんのお香作りワークショップも催す。子どもミニ縁日も行う。

 イベントを主催する米本さんはオホーツク管内湧別町の寺が実家で、2019年6月に白老へ移住し、創建から100年以上の歴史を持つ観音寺の住職に就任した。音楽を趣味とし、檀家(だんか)にクラシック演奏を鑑賞してもらったり、本町のしらおい創造空間「蔵」でコンサートを催すなどの活動を続けている。今回の「寺マルシェ」について米本さんは「地域のさまざまな人に参加してもらい、寺が人と人を結ぶハブ(結節点)的な存在になれば―との思いで企画した」と言う。”人をつなげる寺”を目指したさまざまな活動に取り組み、「地域活性化の一助になれば」と意気込む。

 イベントの開催時間は午前10時から午後3時まで。キッズスペースも用意する。寺の場所は、虎杖浜の温泉ホテル・心のリゾート海の別邸ふる川の向かい。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る