2000年3月に恵庭市郊外で苫小牧市の女性会社員の焼死体が発見された事件で、殺人と死体損壊の罪で懲役16年の判決が確定し服役した大越美奈子さん(50)の2度目の再審請求について、最高裁判所第2小法廷(菅野博之裁判長)は12日、特別抗告を棄却する決定を出した。これを受け弁護団が15日、札幌市内で記者会見し、主任弁護人の伊東秀子弁護士は「2年半もの審理期間を費やしながら、科学的証拠に判断を一切せず、裁判所の任務を放棄している」と強く批判した。
中山博之弁護士は再審開始が認められなかったことについて、「大越さんは自分は無実であり、冤罪(えんざい)を晴らしたい気持ちはあるが、今はそっとしておいてほしいと話している」とした上で「9分9厘期待していなかったと話しているが、1厘の期待は大きかったはず」と心中をおもんぱかった。3度目の再審請求については「しかるべき時に本人と話し合って決めたい」としている。
日弁連(荒中会長)は同日、「引き続き再審を支援し、再審開始、無罪判決の獲得に向けてあらゆる努力を惜しまない」とする会長声明を発表した。
















