酪農学園大(堂地修学長、江別市)とJA北海道中央会(小野寺俊幸会長)は15日、札幌市の同中央会で連携協定を締結した。JA北海道中央会は酪農学園大の学生の農業実習先をグループのネットワークを通じて確保、提供し、将来の担い手の確保と育成を目指す。
同大の学外農場実習は伝統的なキャリア教育で、2年生が専門基礎科目として履修する。毎年8月から9月の夏休みの20日間、道内の農家に泊まり込み、農家の指導を受けている。これまでは大学がOBなどを頼り、酪農畜産や畑作農家を確保していた。
長期宿泊を伴うことから参加する学生が減少していたが、2019年に大学が体制を強化し146人と増加に転じたという。同数の希望者が集まった20年はコロナ禍で中止したが、実習のニーズは多様化しており、同大は「協定締結で選択肢が増える」と歓迎する。
一方で、道内の新規就農者は減少傾向といい、本道農業にとって担い手の確保は喫緊の課題。協定書を取り交わした小野寺会長は「多様な実習先をあっせんし、将来の担い手を育成したい。大学の研究や最先端のスマート農業を全道に広めることもできる」と期待を寄せた。堂地学長も「SDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでおり、実習体験を通じ学生が地域の魅力に気付き、卒業後に就農や就職して本道農業発展に貢献できれば」と話した。
















