安平町追分の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」に併設する農産物直売所「ベジステ」が17日、今季の営業を開始した。町内や近隣の農家、農作物生産者が持ち寄った旬の野菜や加工品などを豊富に取りそろえて提供し、オープンを待ちわびた買い物客でにぎわった。
初日は旬のアスパラやギョウジャニンニク、漬物用の摘果メロンのほか、米やジャガイモ、シイタケ、豆類など150種類ほどの商品を陳列。トマトジュースやジャム、ドレッシングなどもそろえ、町内外から多くの人が訪れた。
町地域おこし協力隊・農産物直売所推進員の遠藤玲奈さん(45)は「みんなが協力して、今まで以上にいろんなものをPRできれば。SNSでの紹介なども充実させていきたい」と話す。
町内や近隣市町の農作物生産者で組織する「道の駅あびらD51ステーション生産者協議会」によると、2019年の開業当初51人だった同協議会の会員数は、現在78人まで拡大した。昨年のベジステは、新型コロナウイルス感染拡大による国の「緊急事態宣言」によりゴールデンウイーク期間を含め3週間ほど休業を強いられ、来所者数が2割ほど減った。一方、良質な商品の提供でリピーターが増え、客単価は前年より16%アップし、売り上げ減を約1割にとどめた。
ベジステは11月8日まで、午前9時~午後5時営業。同協議会の高林優一会長(52)は「旬の農作物を途切れさせないように工夫していく。苫小牧方面からもぜひ足を運んでもらえれば。いろんな方に愛される場所にしていきたい」と意気込みを語った。

















