苫小牧市勇払地区に住む高齢者を市内の病院まで送迎する市社会福祉協議会の移送サービス事業。公共交通機関の利用が難しい交通弱者を地域で支える試みとして2月下旬に始まり、これまでに5人の高齢者が利用登録した。一方、支える側の運転ボランティアは現在4人。市社協は受け皿の拡大を図るため、運転ボランティア活動を希望する市民向けの講習会を21日、市民活動センター(若草町)で開く。
支援対象者は勇払地区に住む65歳以上の高齢者のうち、身体上公共交通機関の利用が難しく、年金などの収入が年額160万円(夫婦の場合は同220万円)程度の人。市民の支え合い活動の一環で、運転ボランティアが協力企業の試乗車などを使用して高齢者を病院まで送迎する。
現在、同事業を利用する5人のほとんどは毎月1回、市内の総合病院や眼科、内科などを定期的に受診しており、複数の診療科や医療機関を受診する人もいる。運転ボランティアの稼働日数は、1人に付き月当たり1日程度となっている。
しかし今後、病状の変化などで受診の頻度が増したり、利用を希望する高齢者が増えたりした場合、ボランティア側の負担が増す恐れがある。市社協はボランティア確保のため安全運転講習会の定期的な開催を計画し、21日は今年度初の講習会。
市社協地域福祉課の千寺丸洋課長は「初めてのボランティア活動に抵抗感を抱く人も多い中、『運転だけなら自分にもできる』と言って講習会への申し込みをしてくれた人もいる」と説明。「手探り状態での試みだが、皆さんの温かい支援で事業の充実化を図りたい」と話している。
講習会は午前10時半~正午。同事業の概要や一般的な安全運転講習、実際に使用する車両の操作説明などを予定。受講は無料。事前申込制で定員は10人。問い合わせ、申し込みは市社協 電話0144(32)7111。
















