英語問題の作成システム開発 苫高専専攻科2年 鳥木瑛司さん 最優秀プレゼンテーション賞受賞

英語問題の作成システム開発 苫高専専攻科2年 鳥木瑛司さん 最優秀プレゼンテーション賞受賞
表彰盾と賞状を手に笑顔の鳥木さん

 苫小牧工業高等専門学校電子・生産システム工学専攻2年の鳥木瑛司さん(22)が、先月開かれた第20回複雑系マイクロシンポジウムで最優秀プレゼンテーション賞を受賞した。英語試験TOEICの類似問題を作るシステム開発とその評価に関する研究を発表し、最高賞を獲得。「努力が実ってうれしい」と喜んでいる。

 同校本科3年次からTOEIC試験の勉強に励んでいた鳥木さん。英語教育の重要性を感じつつも少ない練習問題などに不満を感じ、独自に対策問題を作るシステム開発の研究を進めるようになった。

 試験に出てくる短文穴埋め問題に焦点を当て、動詞部分を空欄化し選択肢が自動で出てくるシステムを考案。昨年11月21日開催の情報処理北海道シンポジウム2020で優秀プレゼンテーション賞を獲得したが、今回はさらにグレードアップさせた。

 動詞の活用形に加え、これまでなかった派生語の選択肢も出てくるように。開発システムが提供する問題がどれほど有用かを確かめる分析手法も改め、より細かに考察できるIRT分析(学力を数値化する測定理論)を採用。同校の4年生ら158人に実際、同システムで作成した問題を解いてもらい、実用性を検証したという。

 鳥木さんは「英語教育とITを結び付ける研究はあまりない。今までにない面白さが評価されたのではないか」とした上で「実用性向上へまだまだ問題の質を高めなければ」と課題を述べた。

 複雑系マイクロシンポジウムは北海道複雑系工学研究会が主催。情報工学に携わる学生、教員が発表する場として2002年から毎年開催している。今年は3月13日に新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで実施した。今回は道内の学生らによる10件の研究発表があった。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る