本格的な春の訪れを告げるミズバショウが、苫小牧市内の各地で競うように花を咲かせている。高丘の北海道大学苫小牧研究林の敷地内や植苗の国道36号沿いの湿地では、淡い黄緑色の花を包むような20センチほどの純白の苞(ほう)の群落が水辺から顔をのぞかせていた。
植苗では、国道36号の美沢川と美々川の交点にほど近い沿道の湿地一面に大小の群生が見られた。
研究林がある高丘でも4月初めごろから、小さなつぼみを付けた株が見え始めたが、研究林の関係者によると、咲くたびにエゾシカが食べてしまうという。
アイヌ語では「幅広い(葉の)草」という意味でパラキナと呼ばれ、葉は物を包むのに使われたとされる。
ミズバショウによく似たザゼンソウ、林の下などに黄色く咲くナニワズ、白い花が美しいヒメイチゲ、淡い青色のフデリンドウなどとともに、花は4月いっぱいまで楽しめそうだ。
















