請願書と反対署名 安平の自然を守る会が提出 産業廃棄物最終処分場

請願書と反対署名 安平の自然を守る会が提出 産業廃棄物最終処分場
産廃物処分場建設反対の署名を安平町議会に提出する内藤代表(左)

 町民有志でつくる「安平の自然を守る会」(内藤圭子代表)は20日、町内で大手産業廃棄物処理業者が計画している産業廃棄物最終処分場建設について、安全性と周辺地域の暮らしへの影響調査を求める請願書を町議会総務常任委員会に提出した。

 請願書は、北進地区での管理型産廃物処分場建設について、▽町内にはすでに産廃物処分場が1カ所あり、この地域には水道がない▽建設予定地は胆振東部地震でがれきや地割れがあった地域―と指摘。「建設された場合に地域の自然が守られ、安心して暮らしていけるのか」との不安や、住民の意見を聞くことなく道に申請して許可を取っている点を挙げ「第2、第3の業者が押し寄せる心配がある」としている。

 同会はまた、産業廃棄物最終処分場建設の反対を求める署名885筆を町議会に提出。内藤代表は「多くの町民と関係者が反対の思いを持っている。書いてくれた人の一筆の重さを改めて感じた」と署名への協力に感謝した。

 今後は町にも建設反対を求める署名を提出するほか、勉強会などの機会を設けながら、「声を上げて戦っていくための知識を身に付けていきたい」と話している。

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