新型コロナウイルス感染拡大により、旅客需要の低迷が続く苫小牧港発着のフェリーは3月、旅客が前年同月比9・3%増の4万5314人だった。2020年1月以来、14カ月ぶりに前年実績を上回った。ただ、コロナ下で低調な状況が続いており、フェリー各社は「まだコロナ前の水準に戻っていない」と指摘する。
北海道運輸局苫小牧海事事務所のまとめ。苫小牧港発着のフェリー全7航路中、新潟を除く6航路で前年実績を上回った。
上り便は前年同月比10・2%増の2万2099人。増加幅が大きかったのは太平洋フェリーの名古屋便が30・3%増、新日本海フェリーの敦賀便が24・4%増、川崎近海汽船の八戸便が15・9%増など。
下り便は同8・4%増の2万3215人。内訳は太平洋フェリーの名古屋便が30・5%増、川崎近海汽船の八戸便が18・6%増、新日本海フェリーの敦賀便が6%増など。
車両はトラックが0・4%増の4万5600台、乗用車が9・2%増の1万6553台、バスが139・5%増の103台、自動二輪が6%減の315台だった。
大洗便の上下便が増加した商船三井フェリー苫小牧支店は「昨年はコロナ禍で乗船者が少なかった」と指摘。例年は繁忙期となるゴールデンウイーク(GW)期間も、予約状況は前年を上回っているが「19年度ベースに戻っていない」と冷静に受け止めている。
















