家庭ごみ直接搬入増加傾向 20年度4万台突破 3時間待ちも 市、混雑予想日を公表 沼ノ端クリーンセンター

家庭ごみの直接搬入実績(月別)

 苫小牧市のごみ処理施設の沼ノ端クリーンセンター(沼ノ端)に、家庭ごみを自家用車などで直接搬入するケースが年々増えている。市のごみ処理施設が同センターと旧糸井清掃センターの2施設あった時代でも年3万台を下回っていた直接搬入だが、2020年度に初めて4万台を突破。新型コロナウイルスに伴う外出自粛の影響で、自宅の片付けに励む人が増えたことなどが背景にある。処分の手続きに3時間ほど待つ日もあるため、市は混雑予想日の公表などで混雑緩和に知恵を絞っている。

 同センターへのごみの直接搬入は午前8時~午後7時(休業日は日曜日と1月1、2日)で、原則10キロ当たり140円で受け入れ、紙類やペットボトルなどの資源物は無料。家電リサイクル対象品や1点で100キロを超えたり、2メートル以上だったりすると対象外になる物もある。

 搬入方法は、まずごみを積んだ状態の車で計量所を通った後、同センターにごみを下ろし、再び計量所で最初の計量時との差に応じて精算する。

 市施設管理課によると、20年度の搬入車両数は前年度比7663台(23・4%)増の4万342台、搬入総量は429・54トン(23・5%)増の2260・02トン。旧糸井清掃センターは18年3月で稼働をやめたが、2施設体制の17年度でも2万9724台だった。

 この車両増加の影響で待ち時間の長期化が進んだ。大型連休や年末の大掃除シーズンなどには同センター周辺まで長い車列ができ、待ち時間が3時間程度に達する日も増え始めている。

 市は20年度から計量システムを更新し、処理スピードを向上させたが、利用者の増加傾向は止まらず、待ち時間の緩和は限定的。19日には過去の直接搬入の傾向を分析し、4~9月の混雑予想カレンダーを市ホームページなどで公表した。

 待ち時間別に、1時間程度の「やや混雑」はグリーン色、2時間程度の「混雑」はオレンジ色、3時間程度の「大混雑」は赤色、それ以外は白色で各日を塗り分けて表記。今後の「大混雑」の予想日には24日と5月1、3、4、5、8日、7月10日、9月20、25日を挙げている。

 市は、いつでも処理できる利便性や割安になる経済性に加えて、断捨離ブームやコロナの影響で増加傾向はまだ続くとみている。担当者は「混雑を避けたい場合は、平日の搬入や自宅近くのごみステーションを使うなど各自の工夫をお願いしたい」と話している。

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