浦河町西舎の桜並木「優駿さくらロード」に近い国道２３６号沿いでエゾヤマザクラが開花している。毎年、町内の平地で一番早く咲くことで知られる、障がい者支援施設「浦河わらしべ園」の前庭にある大木のエゾヤマザクラ。南側の枝を中心にピンク色の花からほころんだ。

　職員が例年より早い１９日に開花を確認した。日本気象協会によると、新ひだか町静内の二十間道路桜並木は平年より９日早い２６日、優駿さくらロードのサクラ並木は同９日早い３０日に開花を予想している。

　新型コロナウイルスの感染予防のため「優駿の里浦河桜まつり」は２年連続で中止となるが、開花期間の夜のライトアップは再開する（日程未定）。ＪＲＡ日高育成牧場内の丘の中腹に立つ巨木エゾヤマザクラ「うらかわオバケ桜」も一般初公開（日時未定）を予定している。

　また、日高管内で最大の観光集客がある新ひだか町の「しずない桜まつり」も今年は感染対策を徹底して開催する。まつり期間は３０日から５月５日までの６日間。