白老町は26日、65歳以上の高齢者に新型コロナウイルスのワクチン接種券を発送した。接種は高齢者施設の入所者を優先し5月17日に開始。一般高齢者の集団接種は同28日から、医療機関での個別接種は6月1日からを予定している。予約は、自宅に接種券が届いた後、コールセンターで受け付ける。
接種は無料で、公共施設を会場にした集団と、町内4医療機関で行う個別の2方式で進める。対象は白老に住民票がある約7700人(施設入所者を含む)で、接種券、予診票、会場一覧や予約方法など案内文書を同封して郵送した。自宅に届くまで最大で1週間かかる見込みだ。
接種券を受け取った後、コールセンター=電話0570・000226、平日・土日祝日の午前8時~午後8時=に、集団または個別の会場や日時の予約を申し込む必要がある。ワクチンは3週間の間隔を空けて2回行うため、2回分を予約する形となる。インターネット(https://shiraoi-vc.com)でも予約を受ける。
接種は特別養護老人ホームや経費老人ホームなど施設入所者を優先。対象は町外に住民票を置く人も含め約600人おり、5月17日から始める。地元医療機関の医師らが施設を巡回しワクチンを打つ。
一般高齢者の集団接種の1回目は、5月28日と29日に萩野公民館、6月4日と5日に白老コミセン、6月11日に竹浦コミセン、12日に虎杖浜公民館で実施。2回目は6月18日と19日に萩野公民館、25日と26日に白老コミセン、7月2日に竹浦コミセン、3日に虎杖浜公民館で行う。会場への交通手段がない人のために送迎バスを運行する。
医療機関での個別接種は、町立国保病院と民間3医療機関で6月1日に開始。月~木曜日に実施する。
一方、16~64歳の町民については、6月中旬以降に接種券を発送する。対象は約7600人。接種の開始は7月ごろからで、基礎疾患を持つ人や高齢者施設従事者を優先する。
接種に向けて町は1月に対策室を設置。米ファイザー社製ワクチンをマイナス75度で保管する超低温冷凍庫を町総合保健福祉センターに置くなどし体制を整えた。最優先の医療従事者ら約200人への接種は23日までに1回目を終え、対策室は「今後も万全を期して進めたい」としている。




















