公園の老朽化した遊具などの改修を進めている苫小牧市は2020年度、計12カ所の公園整備に着手した。4月から遊具が大幅に生まれ変わった北星公園(錦西町)は、早くも子どもたちに大人気。園内に新型コロナウイルスの感染症対策を求める看板も設け、市民に憩いの場を提供している。21年度は9カ所の公園整備を計画している。
北星公園の大きな築山には、天体やロケットをモチーフにした遊具ができた。今月中旬、子どもたちは元気に駆け回り、全長20メートルの滑り台で繰り返し遊ぶ姿も見られた。
1994年に開設した同公園は初めて全面的に遊具を更新した。事前に利用者アンケートでデザイン候補を絞り、工事は昨年10月から今年3月にかけ行った。対象年齢別に三つのエリアを定め、例えば親子で遊ぶ「乳児用エリア」はゴムチップを敷き詰めるなど柔らかい素材の遊具をそろえた。7歳と2歳の子どもと一緒に来ていた青雲町の会社員、東聖彦さん(35)は「遊びやすくなった。ブランコなどの遊具も多く、子どもたちも楽しんでいる」と喜ぶ。
市は2014年度から10カ年に及ぶ「公園施設長寿命化計画」を策定。公園設備が損傷した後に改修する「事後保全型管理」から、計画的に改修を図る「予防保全型管理」に方針を転換し、整備に取り組んできた。
緑地公園課によると、遊具設置の公園は市内に275カ所あり、市は専門業者に委託して毎年4月から約2カ月かけ、すべての遊具を点検し、緊急性を見極めている。20年度は北星公園や川沿公園などの整備に4億3000万円を掛け、遊具更新だけで1億8000万円に達した。21年度は2億円を計上し、うち遊具更新に6700万円を見込む。
公園整備時には町内会とも意見交換し、地域事情を反映させる。例えば、近隣住民の利用が中心の小さな公園の場合、子どもより年配の住民が多い地域では遊具をストレッチができる健康器具に変えたり、利用が少なかったトイレを物置に改修したりしている。各公園の情報は市ホームページで紹介している。
同課の担当者は「地域の声を確認しながら整備を進める中で、公園の特徴も多彩になっている。コロナ下で感染症対策をしながらにはなるが、楽しく利用してもらいたい」と話している。
















