美術博物館 企画展「コイノボリ大火」開幕、100年の節目消防制度の変遷に焦点、記録や資料100点並ぶ

美術博物館 企画展「コイノボリ大火」開幕、100年の節目消防制度の変遷に焦点、記録や資料100点並ぶ
美術博物館で開幕した「コイノボリ大火と苫小牧消防史」の展示会場=29日午前10時ごろ

 苫小牧美術博物館の今年度初の企画展「コイノボリ大火と苫小牧消防史」が29日に開幕した。今年は1921(大正10)年5月1日に発生した歴史的火災から100年の節目を迎える。本展は、まちの消防制度の変遷に焦点を当て、現在まで残る記録や資料から苫小牧の災害対策とその発展の歴史を浮き彫りにする。7月4日まで。

 本展は、コイノボリ大火の被害の実態を古文書や手記、消防資料で紹介するほか、当時の消防制度で用いられていた纏(まとい)やポンプ車などの資機材を計約100点展示している。

 この日、親子3人で訪れた市内美園町の会社員野上昌平さん(41)は「コイノボリ大火という名前は知っていたが、100年前にどんなことがあったのかに興味があった。当時の写真が残っており、興味深い」と話した。

 担当学芸員の佐藤麻莉さん(32)は「100年前の実物資料を展示している。鑑賞を通して当時のまちの雰囲気などを味わってほしい」と呼び掛ける。

 期間中は展示解説会や歴史見学会、ワークショップ、子ども消防体験といった関連事業も展開していく。展示解説会は、5月2日午前11時と午後2時からの計2回。定員は25人(先着順)。展示室には入場せず、スライドで展示の見どころを解説する。解説会は無料で予約不要。

 企画展に合わせ、同館では初めて「書」をテーマとした収蔵品展「苫小牧ゆかりの書 蔵出し展」(7月4日まで)や第16回中庭展示「タケダシステム10」(9月12日まで)も開幕。同館を訪れた人たちの目を楽しませている。

 午前9時半~午後5時。月曜休館(大型連休期間の5月3日は開館、6日休館)。一般300円。高校・大学生200円、中学生以下無料。

 問い合わせは同館 電話0144(35)2550。

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