登別市の「のぼりべつクマ牧場」で、1月に誕生した雌の子グマ1頭の一般公開が始まった。縫いぐるみのような愛くるしい姿やしぐさが、来園者の目を楽しませている。
子グマは1月17日、雄のショースケ(8歳)と雌のラッキー(6歳)の間に生まれた。すくすくと育ち、体長54センチ、体重11キロ程度にまで大きくなったため、大型連休入りに合わせて4月29日に一般公開を開始。園内の専用スペースで愛嬌(あいきょう)を振りまく姿に、来園者が目を細めている。
同牧場は現在、来園者を対象に子グマの名前を募集中。園内に掲示のQRコードをスマートフォンで読み取り、応募できる。募集期間は5日まで。飼育員らの審査で選んだ名前は、今月中旬に発表する。
施設の営業時間は午前9時半~午後4時半で無休。来園者用ロープウエーの運行が強風などで中止になった場合、休園する。
同牧場はヒグマの発情期に当たる5~7月、雄と雌を同じ部屋に収容し自然交配させている。ペアリングによって一昨年は5頭、昨年も1頭生まれた。北海道大学などと共同し長年、人工授精にも挑戦しているが、成功に至っていない。

















