JR北グループ決算発表 過去最大410億円の赤字

JR北グループ決算発表 過去最大410億円の赤字

 JR北海道は4月30日、2021年度3月期の連結決算を発表した。新型コロナウイルスの影響で営業損益は805億円と過去最大の赤字。純損益も前年同期の19億円の黒字から一転410億円の最大赤字となった。グループ全体の営業収益は大幅減収となり、売上高に当たる営業収益は1119億円となった。

 鉄道運輸収入はコロナ禍で前年同期比49・8%減の354億円。利用者減による減便・減車や広告費の削減などで営業費用を174億円削減し、営業利益の悪化幅を379億円に縮減した。

 経営安定基金の評価益を実現させる基金の運用収益は前年実績を47億円上回り、悪化幅を311億円縮減したものの経常損益は446億円の赤字。

 国からの支援を特別利益に計上。日高線の一部廃止に伴う費用等を特別損失に計上したため、特別損益は前年度比144億円減少し、連結決算は過去最大の赤字計上となった。

 本業の運輸業は鉄道運輸収入の減少に加え、バス、レンタカーの利用減少で営業収益が510億円(前年同期875億円)と減収減益。小売業も土産品販売の四季彩館や飲食店の売り上げ減少で減収減益。パセオやエスタ、アピアなどの不動産賃貸業でグループを下支えしてきた札幌駅総合開発は、JRタワー(ステラプレイス)の一時全館休業や再開後のテナントの売り上げが回復せず家賃収入の減少で減収減益。駅ビル4社の合併後、初の赤字になった。

 ホテル業は札幌と帯広のホテルを休業した影響で減収減益。その他の清掃整備業もホテルに対する売り上げ減少で減収減益となった。

 JR北海道の新型コロナの影響は単体収入で440億円、連結ベースでは660億円の減収とした。

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