道は4月30日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染拡大が止まらない札幌市内の全ての道立施設(13施設)を1日から11日まで原則休館することを決めた。4月24日から実施中のゴールデンウイーク(GW)特別対策を強化するもので、日中の人流を抑制するのが狙い。記者会見した鈴木直道知事は「札幌は新規感染者数が連日170人を超え、極めて厳しい状況が続いている」と説明し、「感染を減少に転じさせていくためには、一人でも多くの人に外出を減らしてもらい、人との接触を抑えてもらうことが必要だ」と理解を求めた。
休館するのは、道民活動センター(かでる2・7)、市民活動促進センター、北海道博物館、北海道開拓の村、道立総合体育センター(きたえーる)、近代美術館(特別展を除く)、文学館など。これまでGW特別対策として夜間休館や利用制限を実施してきたが、1日以降準備が整い次第、順次休館に踏み切る。
特別対策スタートから1週間の札幌の人流について、知事は「夜間は飲食店に対する営業時間短縮要請で減少してきているが、日中は残念ながら大きな減少が見られない」と指摘。全ての道立施設の休館で「日中の人流を抑えていきたい」と述べた。
29日時点の直近1週間の新規感染者数は人口10万人当たりで、全道が21・5人、札幌市内が42・2人。共に「まん延防止等重点措置」を検討するとしている道独自の「警戒ステージ4」の目安である「15人」を大きく上回っているほか、緊急事態宣言の目安である「ステージ5」(25人)にも近づいている。
GW特別対策は11日までだが、知事は「今後、人流が減少せずに、感染の拡大が抑えられない場合、連休中であっても速やかに『まん延防止等重点措置』や『緊急事態措置』を含めたより強い対策を検討しなければならない」と強調。特別対策の効果を見極めながら「札幌市、国との協議を加速し、あらゆる事態を想定した準備を進めていく」との姿勢を示した。
















