観光スポット満載 白老商業振興会 「白老散策」を発行

観光マップ「白老散策」を手にする村上理事長

 協同組合白老商業振興会(村上英明理事長)は、白老町の観光マップ「白老散策」を発行した。民族共生象徴空間(ウポポイ)、ポロト湖、仙台藩白老元陣屋資料館といった観光スポットや、振興会加盟の飲食店などの位置を地図に示した。折り畳めばポケットサイズになる作りで、振興会は「白老の商業観光振興に役立てば」としている。

 マップはA3判で、両面カラー印刷。表面は「白老エリアMAP」の表題で、白老のアピールポイントをイラスト入りのマップに詰め込んだ。

 JR白老駅周辺をエリアとした手書きのマップには、アイヌ文化発信拠点ウポポイ、ポロト湖やヨコスト湿原、社台の軽種馬牧場、幕末の北方警備拠点・白老仙台藩陣屋跡や資料館など、観光スポットの位置と各所の説明文を掲載。おいしいパンの店や居酒屋の場所なども載せている。

 また、白老牛や原木シイタケ、鶏卵、水産物といった地元自慢の食材、英国の旅行家イザベラ・バードなど白老ゆかりの歴史上人物の情報も盛り込むなど、一枚のマップで白老の魅力が全て伝わるよう工夫した。「ウポポイ・ポロト湖を見学―大町商店街で軽食―ヨコスト湿原を見学―マザーズでお土産探し」といった日帰り観光のモデルコースも載せた。

 裏面には、同振興会に加盟する大町商店街や周辺の飲食店、宿泊施設、カメラ店など32店舗の位置を地図で示した。

 「白老散策」は、折り畳めば縦11センチ、横7センチのポケットサイズになり、持ち運びの利便性を考えて作ったという。表紙と背表紙には、牧草を配合した自然素材の特殊な紙を使用し、馬や牛の牧場が多い白老町のイメージを醸し出した。

 企画と製作には、まちづくりプロジェクトに関わる積水ハウスCRE事業部の佐藤哲さんが携わった。佐藤さんが実際に町内を巡って白老の見どころや魅力を把握し、ハイセンスな作りに仕上げた。

 振興会は、町の補助金を活用して1000部作成。加盟店や観光インフォメーションセンター、JR白老駅などに置いた。村上理事長は「とてもおしゃれな仕上がりとなった。観光客がマップを手に白老町内を周遊、散策してもらえれば」と期待する。

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