本道の自然、鉄で表現 札幌で浅井憲一さん作品展

本道の自然、鉄で表現 
札幌で浅井憲一さん作品展
近作の「漆黒(しっこく」と浅井さん

 札幌市在住の彫刻家、浅井憲一さんの作品展「鉄の彫刻~『ふたつの影』」が31日まで、札幌グランドホテル本館(札幌市中央区)1階のグランビスタギャラリーサッポロで開かれている。

 浅井さんは1952年大阪生まれ。9歳から札幌市に在住する。29歳の時に鉄に魅せられて以来、「鉄で生命を表現する」をテーマに30年にわたる創作活動を続け、金属で動物をモチーフに躍動感あふれる作品を制作する彫刻家として知られている。

 個展の開催は2年ぶり。シマフクロウを題材に開幕直前に完成した「漆黒(しっこく)」(高さ110センチ×幅180センチ×奥行き40センチ)など大作2点と、「向こう側の風景」の題材でエゾシカや馬をモチーフにした小作品3点を出品している。

 いずれも直径4ミリの軟鋼製の丸棒を熱しハンマーなどで曲げ、電気溶接やガス溶接で立体作品を作ってウレタン塗装で仕上げた。制作には小品で2週間、大作は4~5カ月を費やすという。

 浅井さんは「柔さと強靱(きょうじん)さを併せ持つ鉄は他にはない素材。奥深く面白い」と言い、「北海道の自然や人の手の届かない自然の尊さを表現した」と話す。

 浅井さんの作品は、苫小牧駅前通りの女子像「風のエチュード」(ブロンズ鋳造)やカルチャーストリートの女子像「メロディ」(同)があり、市民に親しまれている。

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