星まゆみさん 命の尊さ気付かされる詩集「ひだまり」を自費出版

星まゆみさん 命の尊さ気付かされる詩集「ひだまり」を自費出版
「ひだまり」を手にほほ笑む星まゆみさん

 苫小牧新明町の主婦星まゆみさん(67)はこのほど、詩集「ひだまり」(A5判、111ページ)を自費出版した。2013年の「風の音」、15年の「海のゆりかご」に続く3作目の詩集。両親と過ごした思い出の一こまを懐かしむ詩や、父の命の灯が消えゆく瞬間に立ち合った際の心の動きを描写した詩など、命の尊さに改めて気付かされる35編が収録されている。

 星さんは少女時代から読書好き。詩の創作は結婚・子育てが一段落した2001年に本格的に始めた。「自分にとって大切な感情を詰め込んでいる」と語る。

 両親との温かな思い出を切り取った「ひだまり」では「ふっくらした セーターの編み目にさえ 母の薫りがする」と、自分を包み込む母の愛を「薫り」という嗅覚を通じて表現している。

 「モルヒネ」では父親の命が絶えるまでの感情の揺れをつづった。「しかし意識は 混濁の一途を辿る ゼロの地点に向かって」と、がんによる苦痛が投薬で解放される中、父の生命に終わりが見えたさまを表した。

 「自分のこだわりが詰まっている」と語る表紙絵のサクラは、木材に電気ごてで焦げ目を付ける「焼き絵」で描き、アクリル絵の具で彩色した。「(詩集の刊行は)1人の子を出産するようなもの。自分独自の創作物ができた時の喜びはひとしお」と語り、「感想は十人十色。読んだ人の思うままに感じてほしい」と笑顔を浮かべた。

 価格は1430円。三光町のコープさっぽろステイ店内しんどう書店で購入できる。

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