1809病床確保 最高レベルに 全道の外出自粛も検討 鈴木知事

1809病床確保 最高レベルに 全道の外出自粛も検討 鈴木知事
感染急拡大を受け、確保病床数を最高レベルの「フェーズ3」へ移行することを発表した鈴木知事=10日午後6時10分ごろ、道庁

 道内の新型コロナウイルスの新規感染者数が8日から3日連続で400人を上回り、9日には506人と過去最多を更新したことを重視し、鈴木直道知事は10日夜、3段階で設定している入院医療体制の確保病床数の「フェーズ」について、「本日、最高レベルとなる『フェーズ3』に移行することを決定した」と発表した。現在の全道の確保病床数は1420床だが、これにより1809床まで増床する方針。「最高レベルへ移行するということは、全道において医療体制が非常事態とも言える状況を意味している」と説明した。

 道内の入院患者の病床利用数は9日時点で892床まで増加し、道の「警戒ステージ」で最も深刻な「5」(900床)の基準に迫っている。

 知事は「札幌市のみならず、札幌市以外の感染も急速に拡大している」としたほか、通常株から変異株への置き換えも4月30日~5月6日の1週間の数値で「88・9%と、もはや9割が変異株という状況。感染力が強いとされる変異株のスピードと広がりに大変強い危機感を持っている」と述べた。

 医療提供体制については「札幌市はもう限界という状況」と指摘。札幌市から他の地域の基幹病院への広域搬送も始まっているが、「他の地域の感染も拡大しているので、その基幹病院の病床使用率も上昇している」と説明。「医療資源の乏しい地域では今の変異株が急速に拡大すると、札幌市以上に医療が厳しい状況になる」と窮状を訴えた。

 このため、「人と人との接触を削減していく取り組みを、全道で考えていかなければならない局面になっている」と強調。札幌市以外の道民に対して「札幌市以外への外出であっても、慎重にその外出について判断していただきたい」と要望。今後は「市町村や道議会の意見も聴き早急に対策を講じていく」と述べ、現在札幌市を対象に出されている不要不急の外出自粛要請について、全道への拡大も検討していることを明らかにした。

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