全道美術協会苫小牧地区(菊地章子地区長)の会員、会友らによる「全道展苫小牧地区展」が11日、苫小牧市民活動センターのギャラリーで始まった。16日まで。
東胆振1市4町と日高全域で活動する美術家計30人が所属する同地区。地区展は、6月16日~27日に札幌市内で開催予定の全道展に向けた研さんの場として企画された。
会場には会員7人、会友4人、一般9人の計20人が手掛けた油彩、水彩、彫刻など各1点ずつが並ぶ。新型コロナウイルス禍の不安が広がる世情を反映した内省的な作品が目立つ。
しらかば町の会員佐藤静子さん(72)の油彩「揺籃(ようらん)」は、ゆりかごのように見える楕円に「混沌(こんとん)から生まれるさまざまな価値観を象徴させた」という。
柏木町の会員小笠原実好さん(74)の油彩「復活」は、麻袋をかぶせた木の板につるはしで穴を開け、絵の一部に鉄板をあしらうなどした「ミクストメディア」の手法を用いた作品。中心にウドが芽吹く様子を描き、「不安や憤りなどが渦巻くコロナ禍中にあっても生命の躍動があることを表現した」と語る。
入場無料。午前10時~午後6時(最終日は同4時まで)。
















