厚真町内の農業水利施設の整備や維持・管理などを行う厚真町土地改良区(細川隆雄理事長)は12日、同町幌内の厚真ダム近くの高台にある水神宮で取水式を執り行った。
取水式は、同ダムを管理する町土地改良区が主催する恒例行事。毎年、田植えのシーズンを迎えるに当たり、豊水祈願を込めて行っている。祈願祭については、新型コロナウイルス感染症対策として中止した。
この日の神事には、町土地改良区の職員をはじめ、宮坂尚市朗町長、町議会の渡部孝樹議長、胆振農業事務所の小野尚二所長、とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)の宮田広幸組合長、農業委員ら約30人が参列。水神宮社殿の前で名前を呼ばれた一人一人が玉串を奉納し、豊穣(ほうじょう)の秋を祈って手を合わせた。
細川理事長は「この1週間から10日ほど北風が強くて心配していたが、天候に恵まれて取水式を開催できたことをうれしく思う。(今冬は)雪は少なかったが、雨が降ったおかげで水も順調に流れているし、今年も出来秋になれば」と期待していた。

















